ヒトプラセンタとプラセンタの違いを正しく知る

プラセンタにはいくつかの種類がありそれぞれ原料が違います。
具体的に、医療機関だけで注射として使用されているヒトプラセンタは、日本の産婦人科から提供されているヒト由来の胎盤で美肌や健康面、アンチエイジング効果が非常に高いという特徴があります。

日本でコスメやサプリメント、美容度リングに使われているプラセンタには動物由来と植物由来のものを含めて5種類あります。
血統から飼育環境まで徹底した管理体制の中で育てられている良質で安全性の高い馬のプラセンタは、準必須アミノ酸が2種類含有されています。
また、たくさんの子を産む豚は大量にプラセンタエキスを生産することができますので比較的安価です。

そして、人間の胎盤に近いアミノ酸組織を持っている羊のプラセンタは発疹や赤みなどの拒否反応が起こりにくく、体内への浸透力があります。
国内での流通量はとても少なく、羊プラセンタ関連の商品はニュージーランドやスイスからの輸入品です。
さらに、植物の胎盤にあたる胎座から有効成分を抽出してつくられたプラセンタは、アミノ酸やビタミンが豊富に含まれています。
この植物由来のものは主にアロエやライ麦、トウモロコシなどの胎座が利用されていますので、プラセンタならではの成長因子が含まれておらず、本来のものとは全く別の美容成分です。

こうしたプラセンタの原料の違いによって、質や安全性も異なります。
特にヒトプラセンタは、出産後の胎盤を製薬会社が回収し、必要な処理が行われて注射薬やサプリメントを作っています。
その注射薬は、血液凝固因子や輸血用血液のような血液製剤などと同じ特定生物由来製品に分類されます。
その製品は、感染症の発生リスクが高いため、使用の際には十分な説明をするなどの成約があります。
法律では献血に関する制限は規定されていませんが、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病という獲得性プリオン病のひとつである難病に感染するおそれがあるといわれています。

ヒトプラセンタの摂取で献血不可

ヒト由来のプラセンタ製剤による治療を受けた方は現在、献血を行う事ができません。
なぜヒトプラセンタでの治療を受けると、献血が不可となってしまうのでしょうか。
現在、ヒトプラセンタ製剤を注射などで、身体の中に取り入れた事がある患者さんは少しでも感染症のリスクを抑えるために、献血ができないようになっています。

日本の病院で使われているヒトプラセンタは、感染症のリスクを軽減するために厳しいチェックを受けています。
ですが、どれだけチェックを行ったとしても、完全に感染症のリスクが無いとは言えません。
人の胎盤から作られるヒトプラセンタの場合、難病と言われる「クロイツフェルト・ヤコブ病」を発症してしまう危険性が少なからずあります。

また未知のウイルスによる、新しい感染症が無いとも限りません。
今の現状では未知のウイルスやクロイツフェルト・ヤコブ病の感染リスクを、完全に0%とする事ができないため、もしもの事を考えて日本ではヒトプラセンタで治療を行った事がある人は、献血ができないようになっています。

過去50年間、ヒトプラセンタによってクロイツフェルト・ヤコブ病を発症したという例はありませんが、より安全性を求めるのであればヒト由来のものではなく、動物由来や植物由来の原料で作られたプラセンタを活用しましょう。

動物・植物由来のプラセンタであれば、ヒト由来とは違いクロイツフェルト・ヤコブ病や未知のウイルスに感染してしまうという事はありません。
このような原料で作られたプラセンタの場合、直接身体に取り入れる注射での治療はできませんが、サプリメントや美容ドリンク、化粧品で取り入れる事ができます。
ヒトプラセンタと動物・植物由来のプラセンタとの効果や、注意したい点などを比較して、自分が納得できる方法でプラセンタ美容を取り入れてみてはいかがでしょう。